2月4日~5日、JR東労組森づくり推進委員会は、2011年度第3回関東・上信越ブロック、スタッフ・サポーターゼミを真鶴半島の魚付き保安林で開催しました。1日目は樹齢200年から400年の森で実習を行い、動物は人間も含めて緑に生かされていることを実感しました。魚付き保安林では、森と海が間近につながり植物が窒素や炭素、無機物を取り込んで有機栄養素や無機栄養素を作り、プランクトンや魚、昆虫や鳥などの食物連鎖が土壌や水を通して行われていることが目で見て良く解りました。また、黒松や楠が松枯れや大型台風で倒れている様子に、森づくりの重要性を感じていました。
2日目は世界中で起きている干ばつや熱波や山火事、豪雨や豪雪や大型化する台風などの激しさを増す気候変動の現状を学びました。また、JR東労組が方針として掲げた「脱原発」について議論し、自然によって生かされている人間と命や生活、地域を奪う原発は相容れないものであることを確認しました。参加者からは「これまで学んできたことの理解が深まった」「子どもたちの未来を奪う原発ではなく自然エネルギーを利用すべきだ」と感想が述べられ、森づくりも命を全ての価値基軸として取り組むことを確認しました