社会貢献

中国小学校建設運動
東京地方本部

河北省・交流のあゆみ

1998.10 小学校訪問 竣工式
1999.12 小学校訪問 昼食交流
2001.5 小学校訪問
2002.5 発展基金会、小学校の先生、生徒代表を日本へ招待 職場見学、平和集会、街頭カンパ、組合員との交流会
2004.5 小学校訪問
2005.5 小学校訪問
2006.5 小学校訪問
2007.5 小学校訪問
2008.5 小学校訪問
2009.4 小学校訪問
2010.9 小学校訪問

【河 北】2010 9・15~19

 9月15日から19日、東京地本は平頂山平和研修・中国小学校交流が開催しました。  中国小学校の建設・交流運動は1998年から始まり、2004年には19校目が完成しました。昨年、2009年には「希望の風を届けた~平和の架け橋運動~10周年記念集会」を開催し、募金を集め学校を建設するだけに留まらず訪中・訪日交流を続けてきた10年間の運動の成果を確認しました。
 訪中交流は現地の小学校を訪問し、子供たちへスポーツ用品・楽器・文具等のプレゼントや子供たちとのサッカー・縄跳び・ソフトボール等のスポーツ交流や料理づくりや折り紙・紙芝居・歌やダンス披露などで交流を深め、両国の子供たちの絵画や手紙交換等を行いました。
 東京地本は現在、河北省にある清涼店小学校(河北校)と海南省の七差郷中心希望小学校(海南島小学校)の2校と交流を継続しています。今回は河北校の小学校の先生・生徒と交流をしました。河北校は現在、1年生から4年生の58名と保育園児47名がいます。
 小学校交流の前夜に先生方との夕食・交流を行い、先生方と交流団の気持ちを近づけることができました。交流当日の天気はあいにくの雨模様でしたが子供たちの笑顔で出迎えられると雨も小降りになり、教室内を中心に交流を通じた楽しい時間を過ごすことができました。
 また、平和研修では平頂山平和記念式典に参加し、参加者全員が二度と悲劇を繰り返さず、平和な社会を築き上げることを誓いました。撫順平頂山惨案紀念館に眠る3000人の虐殺された遺骨の一部、800体を目にした時の衝撃は胸に刺さるものがありました。「九・一八歴史博物館」を見学し、平頂山事件は中国で日本軍の犯した多くの事件の一部にすぎないことを知りました。そして、南京大虐殺そのものが無かったかのように語る日本人がいることは信じられないことです。
 中国研修・交流に行く前から沖縄県尖閣諸島での中国漁船衝突事件をマスコミ報道では大きく取り上げ、外交問題から社会、文化、経済面にも波及しました。私たちの中国滞在中は、この問題について反日感情を感じることなく、盛大な歓迎を受け、中国国内でも一部だけで騒がれているように感じました。私たちは戦争の贖罪として、中国小学校建設交流運動を通じた日中友好関係を築いてきました。中国社会はめまぐるしく発展していますが、貧富の差はますます拡大しています。現地の子供たちと直接交流する事を通じて、人と人との繋がりと交流を通じた日中友好を目指していきます。
 平和研修を通じて学び「平和の架け橋」運動で築き上げた日中の子供たちと多くの人民との友好を基礎に更に運動を広め、未来ある子供たちのために戦争・貧困・差別のない明るい社会を創り出していきます。

日本の紙風船に喜ぶ子どもたち
日本の紙風船に喜ぶ子どもたち
「どうやって作るの~?」
「どうやって作るの~?」
子どもたちの元気にはかなわない
子どもたちの元気にはかなわない
初めて見る紙風船に興味津々
初めて見る紙風船に興味津々

内蒙古・交流のあゆみ

1999.8 小学校訪問 竣工式
2000.9 小学校訪問
2001.8 小学校訪問
2002.9 発展基金会、小学校の先生、生徒代表を日本へ招待 職場見学、平和集会、駅頭カンパ、組合員との交流会
2004.9 小学校訪問
2005.9 小学校訪問
2006.9 小学校訪問
2007.9 小学校訪問
蒙古校は、2008年に統廃合されたため、現在交流は行っておりません。

海南島・交流あゆみ

1999.11 学校訪問 竣工式
2000.11 小学校訪問
2002.3 小学校訪問 図書室開設
2004.4 小学校訪問
2004.5 発展基金会、小学校の先生、生徒代表を日本へ招待 職場見学、平和集会、街頭カンパ、組合員との交流会
2005.5 小学校訪問
2006.4 小学校訪問
2007.4 小学校訪問
2008.4 小学校訪問
2009.4 小学校訪問

【海南島】2008 4・22~25

 今年の『海南希望小学校・南京大虐殺幸存者交流』は、松戸・上野・支社支部の個性豊かな仲間の情熱と、研修を最後までサポートしてくれた金さんの協力で無事成功しました。
目的地の海南希望小学校は、繁華街のホテルからバスで3時間以上を要し、周りに何もない所にありました。移動中のバスで、小学生と交流するために“バルーンアート”やセレモニー後に贈る“島歌”を練習し、交流団の団結を更に高めながら小学校に向かいました。
小学校に到着すると、私たち交流団を生徒や先生方は熱烈に歓迎してくれました。炎天下の中でしたが、子供達の喜ぶ無邪気な笑顔を見ながら、楽しいひと時を一緒に過ごすことができました。
3目目には、南京大虐殺幸存者の張秀紅さんから当時の話を聞きました。「日本軍が村を焼き、田んぼの中で生活をしていた。女性だと乱暴されるから、男のように髪を切った」など、2~3日話しても話足りないと切実に訴えていました。そして「再び戦争を起こさないで下さい」と懇願する想いが伝えられ、交流団は「二度と同じ過ちを起こさせないために、広く仲間に伝えていかなければならない」と決意を新たにしました。大虐殺記念館には、当時の新聞や虐殺の悲惨な写真など展示されており、まさに張さんが話してくれた当時のことを目の当たりにしました。

 今回の交流で、あらためて平和の大切さと貧富の差を感じました。イラクなど世界のあちこちで武力紛争は、今も起きています。どんな戦争でも、被害を受けるのはそこに暮らす人々です。世界の大きな不平等や不公平を減らすことができれば、ずっと幸せで安全な世界になるはずです。憲法第9条を守るたたかいを、さらに一歩前に出て取組んでいきます。

このページの先頭へ [↑]