青年部・部会・OB会

青年部・広島現地学習行動
~核廃絶に向けて取り組もう!~
     12地本から165名が参加

 

 青年部は8月5~7日「広島現地学習行動」を全12地本から165名の青年部員が参加し開催しました。原爆が投下されて66年目を迎え、広島平和祈念公園で開催された「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」で松井市長は「原爆も原発も核の恐ろしさは一緒である、全世界が核廃絶に向けて動き出すこと」と全ての核の廃絶を訴えました。
「被爆証言の会」原廣司さんから、原爆ドームを描きながら、核兵器廃絶に向けて体験を語り訴え続けている生き様と「原爆はウランやプルトニウムが使われ、自然界には存在しない核物質が人体にいつ影響を及ぼすのか解らない恐怖がある」と放射性物質によって今なお苦しんでいる状況を話して頂きました。
 その後、JR西労、中新裕次郎さんから闘いの報告を受けました。中新さんは「職場でおかしいことをおかしいと言わなければ、何にも言えない風土がつくられてしまう」と職場の闘いの必要性を強く訴えていました。労務管理の強化、労働組合の弱体化を狙った攻撃は西でも東でも同じです。会社が提案している人事・賃金制度について過度な競争を煽る制度であれば、断固反対する。そして、一部運転職場で行われている職場活動の規制・排除に対して、団結を強化し跳ね返していくことを確認しました。
 また、7日は碑めぐりを行い、各地本の碑めぐりガイドが、事前学習会で学んだ戦争の悲惨さと真実を自らの言葉で仲間に訴えました。 原発事故では、放射性物質がいつまで、どこまで影響が拡大するのか、わからない恐怖が今も多くの人たちを苦しめています。また、家や仕事を奪われ避難生活を強いられている住民が多く存在し、水戸地本原ノ町支部では、一部職場が閉鎖されています。まさに命と雇用が危ぶまれている現実を直視しなければなりません。
 参加者からは「原爆と原発は同じだ。これからも核廃絶に向けて訴えていくこと」「国や政府、マスコミの報道に騙されず、組合員に真実を自分の価値観を伝えること」「職場の問題点やおかしいと思ったら、すぐに行動すること」など感想が出されました。
 私たち将来を担う若い世代が、原爆や被爆の恐ろしさ、平和の尊さを訴え続け、誰もが安心して暮らせる社会を実現させるために「核廃絶」「脱原発」を掲げ、命よりも利益が優先されてしまう社会から、人が助け合う社会を目指し運動を創り出していくことを参加者全員で確認しました。

平和について学んできました
平和について学んできました
平和について学んできました
平和について学んできました
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