青年部は、8月21~22日、茨城県・つくば国際会議場において「第26回定期委員会」を開催し、たたかいの総括と向こう1年のたたかう方針を決定しました。今年は水戸地本青年部42名の仲間に、約半年間かけて準備委員を担っていただきました。途中、3月11日に発生した「東日本大震災」と、原発事故によって水戸地本の一部現業機関は閉鎖され、原ノ町運輸区では兼務発令により、組合員がバラバラになりましたが、「いつまでも下を向いている訳にはいかない、元気になった水戸地本を見せたい」という準備委員の強い思いと万全な準備のもと、定期委員会を創り上げてきました。
27名の発言者全員から震災復興の取り組みの報告がありました。被災しながらも最高裁要請行動を取り組んだ盛岡地本からは反弾圧のたたかいを苦しい状況下で切り拓いた自信に満ちた発言がありました。また、「自分たちに何か出来ることはないか、各地本が独自に支援活動を展開し、仲間のために青年部員と共に取り組んできた」など具体的なたたかいの報告がされました。
一方、職場では「震災復興に向けた取り組みを組合活動だから認めない」と職場の立ち入りを拒否した会社の姿勢や震災当時「会社は組合員のために何もしてくれなかった」という怒りの発言が出されました。また、水戸からは「会社から原発の20キロ圏内で作業をしてもらうと言われ、事故が収束しない中で組合員は不安になっている」と悲痛な声が出されました。そして、「仲間の命と雇用を脅かす原発は断固反対」と短冊行動を通じて、青年部員と議論を積み重ねてきた実践的な報告もされました。
また、「美世志会を呼んでの反弾圧集会を通じて、役員のみの運動から全青年部員の運動にこだわり、何でも話せる関係を創ってきた」「青年部員と共にレク・サークル活動を通じて、組織混乱を乗り越え、青年部組織の再建を目指してきた」など青年部の組織強化に向けた教訓的な報告がありました。
準備をになってくれた水戸地本の皆さん、ありがとうございました★
総括答弁では、震災復興支援活動で培ったヒューマニズムの精神で、①これからも震災復興を全12地本の組織力をもって、全力で取り組んでいくこと。②労働組合の否定・排除を許さない議論を創りだしていくこと。③美世志会の完全無罪・早期職場復帰をかちとるために、最高裁要請行動を青年部からも展開していくこと。など全地本があらゆる運動を全青年部員と共に職場から創りだし、青年部組織の強化を勝ち取ることを全体で確認しました。
【新三役体制】
青年部長 鵜野 経洋 大宮地本 浦和車掌区分会
副部長 高田 真治 東京地本 大崎運輸区分会
副部長 銭谷 公太 盛岡地本 八戸運輸区分会
副部長 阪本 直樹 八王子地本 豊田運輸区分会
副部長 青栁 保夫 東京地本 上野車掌区分会
事務長 望月 寛臣 大宮地本 浦和電車区分会