1999年2月21日0時14分頃、山手貨物線(大崎~恵比寿間)で作業準備中に協力会社社員5名が列車にはねられ死亡するという悲惨な事故がありました。
それから12年目の今年2月19日に、本部工務部会は各地本工務部会の仲間80名の参加で、目黒さつき会館大会議室において「2011工務安全集会」を開催しました。
集会に先立ち、2006年に工務部会全体のワンコインカンパで建立した「安全への挑戦を誓う碑」に献花し、集会参加者全員で安全祈願を行いました。
集会では、2009年10月22日、奥羽線(十文字~醍醐間)で発生した待避誤り事象と、秋田地本工務部会原因究明委員会の取り組み報告を行いました。その後、本部業務担当部長から「人事・賃金制度と安全確立」について問題提起を受け、安全風土の再確立に向けて全体討論を行いました。
討論では若手組合員や15名の仲間から、自らがあわや間一髪で触車死亡事故の犠牲者になりそうになった体験や、「業務優先ではなく原則線路閉鎖にこだわっていく」「触車事故防止要領をもっと勉強するべきだ」との意見が出され、事故を風化させることなく職場で語り継ぎ、安全は職場のたたかいによって勝ち取るものだと、集会参加者全員で確認しました。