ユニオンスクール修了研修
～労働者の団結・闘いが未来を切り開くinフィリピン～
６月２１日～２６日まで、２００８年度本部ユニオンスクール修了者フィリピン研修を２８名が参加し開催しました。フィリピン研修の目的は、①フィリピン鉄道、運輸労働者と交流し組織化を学ぶ②コレヒドール島の戦跡を巡る平和研修③フィリピンの歴史、文化を学ぶことでした。
現地では、エドガー鉄道労組委員長の案内で、トライシクル労働者を組織化している港湾地区やバス、ジプニー労働者が働くバスターミナル、組合事務所を訪問し、労働者との交流を図りました。その中で、バス運転手、車掌は1日１８時間労働で1日２万ペソを稼がなければならない、その内運転手には１０％、車掌には８％が賃金として、支払われるがそこからガソリン代を引かれる。労働組合の闘いによって、ガソリン代負担は廃止した。今は、長時間労働とノルマによる競争が事故につながっていると、闘いの報告がありました。また、鉄道労働者との交流は、同じ鉄道労働者として言葉は通じなくとも交流は盛り上がり連帯を深めることができました。
団結して諦めずに闘うことがエドガー委員長の解雇撤回を勝ち取ったことの報告や厳しい生活や労働条件下でも、明るく希望を持って闘っている労働者の姿など、研修で学んだことを職場で実践していくことを参加者全員で確認しました。