9月1日~4日、第8階日韓リーダー討論会が韓国鉄原(チョルウォン)で開催されました。討論会は、韓国公共運輸労組をはじめ軌道連帯に所属する各単組の代表21名、日本からJR総連、JR東労組、JR東海労、JR西労の仲間10名が参加し真摯な討論が行われました。
韓国からは、7月1日以降法制化された「複数労組制」「交渉窓口の単一化」等、労組法・労働関係法の改正を取り巻く現在の「韓国の労働組合の現状(複数労働組合の状況)と方向性や展望について問題提起を受け、議論を深めました。韓国では複数労働組合制に伴い、わずか2ヵ月で分裂、分断の攻撃が行われ、どのような労働組合の闘いをしていくか、労働組合の運営・組織活動や、組織化をめぐる悩みが出され意見交換を行いました。
日本からは、「新自由主義を乗り越え、労働組合はいかに闘うべきか」と題して問題提起を行い、「3・11以降震災と原発事故をめぐる状況」「東日本大震災以降のJR総連・JR東労組の対応」「非正規雇用労働者の問題」「安全問題」「反弾圧の闘い」「職場からの労働運動をつくり出す闘い」等、幅広く議論をつくり出しました。議論の内容は、10月のICLS(国際労働者交流センター)ソウルフォーラムに継続していく事を確認しました。
日韓交流を通じて、労働者のリーダーとしての悩みや苦闘、成果、教訓が韓国の仲間たちと共有できました。そして世界の労働者との連帯の絆と相互の信頼を強めることでJR東労組運動の前進を改めて確認することができました。