結成15年を迎えた9条連(憲法9条―世界へ未来へ連絡会)は8月14日東京・大井町「きゅうりあん」小ホールにおいて、全国から9条連会員324名を超える会員が参加し、9条連結成15年記念集会が開催されました。
集会では、「日米安保か?憲法9条か?」と題して基調講演とパネルディスカッションが行われ、今こそ憲法9条の歴史的意味を再確認することが求められる。村山内閣の「自衛隊合憲・日米安保肯定」の「路線転換」は護憲運動を混乱させた。昨年、民主党政権が発足し、日米関係の対等関係や米軍普天間基地の国外、県外移転を掲げたが、日米同盟を重視し、核兵器持ち込み容認まで踏み込んでいる。さらに、「集団的自衛権行使は合憲」などの解釈改憲が行われれば、米国の戦争に日本が参戦をすることが可能になる。など、日米安保体制下の米軍基地問題などが報告され、憲法9条と日米安保条約の矛盾が出されました。そして、今こそ戦争、武力の放棄を明記した憲法9条を守り、広めようと参加者全員で確認し終了しました。