第15回日韓職種間交流(運車)を、10月26日~30日に開催しました。韓国からは、ヤンヘグン団長のもと、全国鉄道労組、ソウル地下鉄労組、ソウル都市鉄道労組、大邱地下鉄労組、釜山地下鉄労組、光州地下鉄労組とICLSの20名の仲間が来日し、運車部会を中心に交流を深めました。
意見交換では、労働条件や勤務体系、JR東日本の非正規社員化の問題などについて、現状とJR東労組の職場の闘いについて報告し、問題意識を共有しました。その後、蒲田電車区分会、上野車掌区分会、上野運転区分会を訪問し、職場活動とレクサークル活動、青年労働者の組織化、55歳以降の減額制度と問題点、森びと活動などJR東労組の取り組みについて議論を深めました。
韓国からは、労働組合に対する李明博政権からの弾圧が強まっており、鉄道労組の06年ストライキの報復として、70億ウォンの損害賠償請求がされているなど、露骨な弾圧が行われている。さらに、2010年1月1日から「複数労働組合制」の導入と「専従者」の賃金問題など、労働組合組織の存続に関わる制度が改悪される、と報告がありました。
また、訪日団は、大宮地本を訪問し、美世志会と浦和電車区分会、大宮地本を激励し、意見交換会を行いました。韓国の仲間から「えん罪・JR浦和電車区事件」の裁判闘争の完全勝利と職場復帰に向け、韓国の地からも連帯していく、との激励・カンパを頂きました。
今回の交流を通し、国は違っても国境を越えて同じ職種を通し、職場からの国際的な連帯を強化していく事を共有することが出来ました。