国際交流・連帯・平和

USヒューマンコース 花岡研修を開催
~二度と悲劇を繰り返さないためにも多くの仲間に伝えたい!~

 6月30日~7月1日、USヒューマンコース花岡事件研修が54名参加し行われました。花岡事件は、戦争の末期、1945年強制連行された中国人労働者が過酷な労働、虐待に民族と人間の尊厳を守るためにほう起し、捕らえられて虐殺された事件です。連行された中国人は986人、そのうち429人が死亡しました。
 JR 東労組はこの事件を検証すると共に戦争での加害の歴史繰り返さない、企業犯罪を許さないことをテーマに秋田地本花岡ガイド班が中心になり研修活動を続けてきました。今年も大館市主催で慰霊式が行われ被害者の遺族2名が泣きながら追悼しましたが、日本政府や強制労働を強いた企業鹿島は参加していませんでした。
 30日は慰霊式に参加し、そのあと藤島能代支部委員長の講演を受け、現地踏査に出発しました。現地には、事件の舞台となった中山寮と共楽館はなく、工事現場の花岡川と記念碑のみがあるだけの状況のなかで若手ガイドが中心になって熱心にガイドを行いました。
 参加者は「中国人遺族の涙、傷跡の深さよくわかった。二度と悲劇は繰り返してはならない」「企業の利益のために人の命を犠牲にすることは許されない」と感想を述べました。ガイド班の皆さんは「学んだことを職場に持ち帰り、仲間を連れてまた花岡に来てください」と参加者に呼びかけました。

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