東中野事故
《発生日時》
1988.12.05 09:38
《発生場所》
中央緩行線 東中野駅構内
《発生状況》
普通電車第801C列車(10両編成)が、4分遅れで東中野駅に到着していたところへ、後続の当該列車(10両編成)が追突した。
《現場状況》
当該列車の3両が脱線し、双方の電車が大破し、運転士を含む2名の死亡者と多数の負傷者を出した。
《列車影響》
運休391本
《原 因》
運転士がATSスイッチを切り、停止信号を越えて閉そく区間に侵入したため。
《JR東労組の活動》
経営協議会を開催し、議論を行った。その中で、事故の重大性について、労使の認識を一致させてきた。そのことに踏まえ、
(注1)
現場第一線の社員が、自ら進んで「安全」について考え、議論し、行動することを目的とする運動で、より安全で信頼される鉄道づくりを進めるための大きな柱として全社的に展開している。
(注2)
経営協議会は、労働条件向上のために不可欠である会社の発展を労使共通の目的として、本来、経営側が一方的に決定し得る経営全般にわたる事項について、労使が建設的な意見交換を行っていく会議。そのような意見に踏まえ「安全」に関して特化した小委員会を設置した。