安全への挑戦

大菅踏切事故 Ohsuge level crossing case

大菅踏切事故

《発生日時》
1992.09.14 16:05
《発生場所》
成田線 久住・滑河間 大菅踏切
《発生状況》
普通電車1457列車が、速度65㎞/hで惰行運転中突然進行方向右側から大型ダンプカーが遮断棒を突破して踏切内に進入した。直ちに非常停止手配を取ったが及ばず衝突した。
《現場状況》
当該列車の前頭2軸が進行左側に脱線した。多数のお客様が負傷し、運転士は、押しつぶされた運転室に挟まれ死亡。衝突したダンプカーは大破した。
《列車影響》
運休39本 遅延37本
《原  因》
現場付近の道路は、踏切に向かって、8/1000の下り勾配にとなっていた。さらにダンプカーには、最大積載量(8750㎏)の4倍もの山砂が積載されていたため、踏切手前に止まることができなかったと推測される。
《JR東労組の活動》
事故について労使で議論を行った。特に運転室に生存空間がないことを指摘し、踏切がなくならない限り、同種事故が起こる可能性があることを前提として、踏切の構造強化や運転士の命を守るために、電車の前面強化と生存空間の確保、また、運転室背面に救出口の設置などを求めてきた。

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