平和の架け橋運動 中国小学校交流2011in海南島
東京地本交流団11名は2011年12月16日~20日、海南島(緑之風七差郷中心希望小学校)の子どもたちと交流してきました。
緊張した面持ちで交流に向かった一同でしたが、子どもたちが笑顔で迎え入れてくれた瞬間、緊張がほぐれ、私たちにも笑顔が浮かびました。教室では日本から用意したメンコや、駒などの昔の遊びを紹介し、グランドではダンスを踊り、歌を合唱しました。子供たちが教室で真剣に学び、グランドで元気に遊ぶ姿を見て、私たちが小学校を建てて本当に良かったと実感しました。
また南京では大虐殺記念館を見学し、辛存者から直接話を聞きました。私たちは、かつて日本が侵略した加害の立場から、戦争は人間が人間でなくなることや、戦争の悲惨さや愚かさを実感しました。私たちは日本人として事実を見つめ、二度と同じ過ちを繰り返さないことを再認識しました。一方で、未だに事実を否定し、歪曲する動きに強い怒りと憤りを覚えました。
鉄道は戦争になればいち早く被害に合い、また利用される存在です。鉄道従事者は、犠牲となり加担してしまうことを、自覚しなければいけません。
私たちの交流は政治や企業とは違い、国境や言葉を越えた心の交流・連帯がつくられます。心と心が通い合えた交流を大切しながら、今後も平和な社会を目指して、多くの仲間と共に取り組みを推し進めていきます。