USヒューマンコース 足尾・渡良瀬研修
現地に立ち、労働者のたたかいの足跡を学ぶ
2012年4月13日~14日にかけて、USヒューマンコース足尾・渡良瀬研修が開催され、参加者・スタッフ含め42名が参加しました。この間、大宮地本は宇都宮支部PMCの仲間と共に、若手を中心に学習を行い、新たな語り部として継承しながら研修を重ねてきました。
研修の冒頭に美世志会の上原代表から「えん罪浦和電車区事件」の上告棄却への怒り、事件の背景について語られ、全参加者で今後も美世志会と共に闘うことを確認しました。
その後、踏査に移り、「足尾」では永岡鶴藏が鉱山労働者として働き、労働者を組織化し、労働組合を創りだしたこと、朝鮮人や中国人を強制連行し強制労働を強いてきた事実を学びました。また、銅の精錬時に出る亜硫酸ガスにより周辺の木々が枯れ、自然が破壊された現実を学びました。
「渡良瀬遊水池」では田中正造が「真の文明とは、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」と説き、あるべき社会現象を目指しながら、現場に足を運び住民と共に運動を創り出してきたことを学んできました。
私たち労働者が苦しめられている状況は今も昔も変わりません。過去のたたかいの教訓とリーダーの生き様を学び、職場活動を組合員と共にさらに強化していきます。