JR東労組 | 東日本旅客鉄道労働組合 EAST JAPAN RAILWAY WORKER'S UNION

第26回情報コンクール最優秀賞受賞機関海外研修を開催

「太平洋戦争の激戦地」サイパン島、
「原爆の島」テニアン島を訪れ、戦争の真実を学ぶ

 10月22〜25日、「第26回情報コンクール」で最優秀賞を受賞した機関の情宣担当者3名と共に、米統治領・北マリアナ連邦サイパン・テニアンで研修を開催しました。

テニアン島に残る原爆の模型(青色が広島型「リトルボーイ、黄色が長崎型「ファットマン」)

テニアン島・スーサイドクリフに建つ「日本人慰霊塔」の前で

テニアン島北部に残されたB29へ原爆を搭載するためのピット (手前が長崎型「ファットマン」、奥が広島型「リトルボーイ」が収められていた)

 

 

 

 

 

 

 サイパン・テニアン島は、太平洋戦争時の日米軍の激戦地でした。テニアン島には、広島と長崎に投下した原爆を組み立てた工場やB29へ搭載する際に使用したピット、滑走路跡がいまも残っています。またサイパンには、太平洋戦争から50年を記念した1995年にメモリアルパークが建てられ、そこではアメリカから見た日本軍の様子をビデオで振り返ることができ、現地から日本を見て太平洋戦争を学んだことで「被爆国・日本」とは違う戦争の本質を感じることができました。

多くの罪なき人々が身を投げたサイパン島「バンザイクリフ」に立ち、 当時の人たちの思いを追体験しました。(写真奥が日本の方角)

不発弾処理地区へ立ち入るために、ガイドが米軍の警備員と交渉中

 また今回の研修は、北朝鮮とアメリカとの緊張関係の高まりと、テニアン島で米軍の不発弾処理がおこなわれている最中での開催となり、踏査場所によっては時間制限がありましたが、参加者たちは緊張感を持ってガイドの案内に聞き入って踏査をおこないました。

 現地踏査後の意見交換では、今回の研修で感じたこと・学んだことを情宣活動を通じて組合員に発信し、衆議院選挙で再び改憲勢力が3分の2を占めた現実と向き合い、日本で進んでいる憲法改正や戦争のできる国にストップをかけるたたかいをつくり出していくことを確認し合いました。

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